レッスルエンジェルスシリーズの妄想を放り投げるプログでした。今はゲーム話とTRPGがメイン?
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レッスルSS なりきりリングその2
いつも通りの駄作感をだしながらレッスルのSSです。前回はこちら

続きからより。この話の内容は作成者である私の妄想です。さらに、左のような能力値ですので、皆様方のイメージや公式設定と多々異なることがあります。以上のことを、お読みになられる場合は、ご注意&ご容赦ください。またキャラによっては不当な扱い、及び過剰な優遇もしているかと思います。こちらも寛い心でお許しください。

登場する人、南さんレイちゃん麗子

導入編です。内容自体はテキトーなので、面白さ的にはいつも通りということで、お察しください。次は超展開というか、どうするか決めてないというw

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 市ヶ谷ドームには様々な練習道具がおいてある。プルマシーンやレッグプレス台といった一般的なマシーンから、綱のぼり、受身用の飛び降り台や中国拳法のいわゆる木人まで多種多様、しかし普段は麗子と市ヶ谷だけしかいないので、使われないものが多い。
 今は数人の選手が、思い思いに練習している。ベルト挑戦を宣言してから既に幾ばくか、上の方の方針はまだ発表されていないのだが、何人かは既に信頼の市ヶ谷印、ということで次の流れに備えて行動している。
「よ、ほ、たぁ!」
「……」
 その中の一角にある四角いリングの上で、いつも通り黄色い麗子が軽々と動いていた。側転からバク転をつないでコーナーへひょいと飛び上がり、弧を描いて空中前転一回、両足を前後にぴちっと広げて着地する。
 その体勢から、今度は両手を使って体を持ち上げ、クルリと体の天地を入れ替る。そのまま丸く肉付いた真っ白な足を、爪先までキレイに伸ばして片腕倒立。体が斜め横へ傾いだと思ったら、一気に体を丸めて半回転して立ち上がろうとするが、勢いが足らなかったのか、膝こそきっちり伸ばしたがすぐ足先が浮いて後ろへ傾き、ぽすんと尻餅をついた。
「っと……」
「大丈夫、麗子?」
「あ、南さん!」
 南が声をかけると、麗子は急いで立ち上がり、笑顔でぶんぶんと手を振ってくる。それには軽く手をあげて答え、
「そろそろあがったら? 辛そうよ、顔」
 快活そうに振舞っているが、先程の失敗の通り、膝がぷるぷると笑っている。顔は真っ白で血色が悪く、目は力無く垂れ下がっていて、見るからに疲労状態。
 しかし、南の指摘に玲子は肩をびくっと反応させただけで、すぐ頬をかいて、
「そうですかね? まだまだ大丈夫ですよ! それに、キレイに終わってから止めたいし」
「疲れている時に何をやっても無駄よ。休みなさい。市ヶ谷さんにも言われたでしょう?」
「だ、だから大丈夫ですから、ほら、あ」
 飛び跳ねて着地した瞬間、膝が抜けて麗子はどすん再び尻餅をつく。
「あ、あれ? その、どうして?」
 慌てて立ち上がろうとするが、足に力が入らないのか、今度は前のめりに倒れて手を突いてしまう。混乱して目を白黒させている様子に、南は溜息をついてリングに上がり、彼女の脇でしゃがみ、
「まったく。自己管理も出来ないなんて、あなたらしくないわね。休むのは練習以上に大事なことくらい分かってるでしょ?」
 ぐにょーんと両頬を引っ張りる。自分とは違う、もちっとした張りが、親指の先に伝わってくる。
「ふあ、ふあい、ほめふなはい……」
「……」
 今度は両方を持ってぐにょーんと引っ張ってみる。ゴムみたいな抵抗は、既に南にはなくなっているものだ。
「みなみふぁん?」
「……で、立てる?」
「ふぇっと……」
「とっと」
 麗子は南の肩に腕を回して寄りかかってくるが、足には完全に力が入らないからか、そのまま浴びせすように斜めに全体重がかかってきて、危うく一緒に倒れそうになる。
「面倒ね、よっと」
「わ、わわ!」
 仕方がないので、彼女の足に手を回し、お姫様抱っこで抱えあげた。水着の汗が、Yシャツにしみこんで、仄かに湿って熱くなる。
「ご、ごめんなさい南さん」
「謝るくらいなら、変に気負わないようにして頂戴。まったく」
「ごめんなさい…… 早く市ヶ谷さんに、認めてもらいたくって」
 ぎゅっと肩をすぼめて、南の胸の中で小さくなる。
「あなたが変わろうとしているのは分かるわ。でも、それで体を壊したら駄目でしょう? 市ヶ谷さんが休みをかねて誘ってくれたのにね。間抜けすぎるわ」
「うう、ちょっと市ヶ谷さんに甘えすぎかなって思ってたんで……」
「むしろ甘えてあげた方が喜ぶわよ。あれで寂しがりやなんだから。麗子に無視されたって苛立ってるわよ」
「そ、そんな! 私なんて、そのたいしたことないですから、市ヶ谷さんも、そんな気にしてるわけ……」
「珍しいわね、あなたがそんな卑屈になるなんて」
 普段の麗子なら、その種の類のことなぞ、むしろ自信たっぷりに言うのであるが。抱えたままロープを潜っていると、引っかからないよう体を丸めた麗子はかすれ声で、
「卑屈って言うか、怒られた時に、やっぱりちょっと調子に乗りすぎてたかなって……」
「そういう意味で怒られたわけじゃないのは分かるでしょう? 気にしすぎよ。後、その担架はやりすぎじゃない?」
 リングの下で、緊急救命用の――酸素ボンベや点滴、心電図などが付いてやたらごつい――荷台みたいなベットを待機させた黒子たちに声をかけるが、一礼を返されただけでいつも通り反応はない。南は溜息をついて、下で受け取ろうと両手を構えている黒子に麗子を渡し、
「何にせよ、そんな様子じゃ少なくとも明日は練習できないだろうから、ドクターの言うことを聞いて、しっかり休んでおきなさい。余計な練習するんじゃないわよ」
「は、はい、へ、ひゃあ!」
 寝かされて何故かベルトで固められた麗子が、小さく目を閉じてうなずくと、担架はグオンと人力とは思えない速さで、風を切って走り出した。
「わわ、ちょっと黒子さん!」
「……はぁ、まったく」
 麗子の遠ざかる悲鳴を聞きながら、南は溜息をつく。
(今まで上手く行ってたのに、麗子も変に市ヶ谷さんへ壁を作り出して)
 仕方がないといえば仕方がないが、市ヶ谷の麗子への親しみっぷりを見ていると、あまりいい傾向とはいえないだろう。
「とはいえ、そういうのは私も苦手だしね……」
「何が苦手なんですか?」
「ああ、レイ、実は……」
 後ろから響いた富沢レイの声に、南は振り返って見ると、
「……なんて格好しているの、あなたは?」
「なんて格好って、見て分からないんですか?」
「……私に分かるのは、あなたの頭が私とは全然違う構造ってことだけね」
 レイは良くある紺の長袖セーラー服を着ていた。それだけなら、年齢的に苦しいにせよ、まだ普通なのだが、何故か黒いスクール水着らしきものを下に着ている。否、下に着ているのが分かってしまう。
「どうして下にスカートを穿かないなのよ」
「これが今のとれんでぃだからです! 制服の下は着ない! 穿いてない! でもパンツじゃないから問題ない!」
「問題ないってあなた……」
 南は馬鹿を見るような冷たい視線を浴びせるが、レイは頓着せず、腰に両手を当て大して大きくもない胸を張り、
「しかも、これだけでみんな分かってくれるから上着は似せなくても済むんで、小うるさい著作権上ですら問題ない! まさに万能!」
「何が万能なのよ。練習が終わったのならさっさと着替えてきなさい、馬鹿馬鹿しい」
「ええ~ 馬鹿馬鹿しいとかいいますが、これでも文科省推薦の格好なんですよ?」
「そんな嘘は良いから、早く」
 嘘じゃないのに~ とふくれっ面をするレイに、南は少々頭痛を覚える。上着だけ見れば長袖のセーラー服というだけなのだが、アニメ姿より余計に色物的に感じるのは何故だろう。
「いや、あれもアニメの格好なのでしょうが、背徳的な格好だから…… はぁ、なに真面目に私は分析してるの…… ああ、そうだ、レイ?」
「なんですか南さん? あ! 南さんもやってみますかパンツじゃないからスタイル!」
「やらないわよ。あなたに相談したいことがあって」
 そう言って麗子の件を話してみる。人間関係的なものは、正直、唯我独尊の市ヶ谷も一匹狼な南も得意とする事ではない。レイなら色々な付き合いもあるし、ギクシャクした関係の解消も得意だろうと考えたからだが、
「わっかりました! この不肖富沢レイ! 市ヶ谷さんと麗子の関係を取り持ってみましょう!」
「そ、そうありがとう」
「どういたしまして! 友情とカップリングはアニメの得意とするところですからね! いやー萌えてきましたよ! それじゃ、準備しておきますね!」
 カップリング? と首を傾げる南が質問する前に、弟子はむっちりとスクール水着が食い込み、ぷっくり膨らんだ尻を揺らして、控え室の方に走っていってしまった。
「ちょっとサイズが小さすぎるわね、あれは」
 案外、それが狙いなのかもしれない等と無駄な事を考えながら、自分が頼む人間を間違ったかもしれない、という悪寒から逃避する南であった。
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