レッスルエンジェルスシリーズの妄想を放り投げるプログでした。今はゲーム話とTRPGがメイン?
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レッスルSS パラレル・ロード 前編
ゴールデンウィークという事で、レッスルのSSです。麗華さま×金森で。前回はこっちです。とりあえず、麗華さまと金森は師弟関係である、という事だけ把握なさっていただければ大丈夫かと思います。はい。

続きからより。左のような能力値ですので、皆様方のイメージや公式設定と多々異なることがあります。読まれる方はご注意&ご容赦ください。またキャラによっては不当な扱いもしているかと思います。こちらもお許しください。今回は色んな意味で痛めかもしれません、そのあたりもご注意ください。

試合のほうも書けばよかったかな~ とか思いながらめんどくさいからいいやと妥協したり。まあ、妥協の産物ですが、テキトーな物語ですから、色々とお恥ずかしいです、はい。一日置くと100こ悪いところが見えて、二日置くと1000個書き直したくなり、一週間置くと何が面白かったんだろうと疑問に思いますw 
「今日の試合はなんですの!」
 市ヶ谷の怒りが控え室をリアルに振動させた。体感的に震度3、思わず耳を押さえたくなるが、迂闊に動くと危ない事は、金森も分かっている。
「ご、ごめんなさい」
 涙目の上目遣い、やり過ぎないくらいに媚びて、嵐が過ぎ去るまで大人しく待とうした。が、
「謝れば済むとお思いですか! 無様な姿を晒しておいて!」
 無様、という言葉にはさすがにムッとして、がんばって表情を消さなければならなくなる。
 今は試合後の控え室、イスに座って腕を組む市ヶ谷に、金森は叱りつけられていた。どうも、今日の金森が祐希子の弟子と戦って負けた試合がお気に召さなかったようで、その数万の声援にすらマイク無しで負けぬ大声を容赦なく叩き付けられている。
「無様無様無様! 幾ら言ってもいい足りないくらいですわ! ほんとにもう!」
「うう……」
 市ヶ谷は口汚く罵るが、しかし今日の試合が悪かった訳でもない、むしろ良かった方なものだから、ムッとする内心を押さえつけるのに一苦労、俯いた顔が金森本人も分かるくらい痙攣してしまう。
 今日の試合、確かに負けこそしたが、格上の先輩相手に最後まで接戦を演じることを金森は出来た。一歩及ばなかったにせよ善戦というべき試合、終わった後には観客から満場の拍手が行われ、セコンドの先輩や社長からも良くやったと声をかけられて意気揚々、負けた反省はもちろんあるにせよ市ヶ谷の声を楽しみにしていたのだが、
「恥と言うものを知りなさい! それでも私の弟子ですか!」
 これである。労いどころか着替える間もなく浴びせられる罵声、市ヶ谷が対祐希子関連では、特に面子に拘り機嫌も気紛れに極まりないのは承知のこととはいえ、あんまりだと金森は思う。
「聞いているのですか! 麗子!」
「は、はい! もちろんです!」
 グズグズと消化しきれない苛立ちに埋まっていた所を一喝され、慌てて金森は答える。そのついおざなりになってしまう態度が、市ヶ谷の眉間の皺をますます深くさせ、
「ぼさっとするんじゃありません! そんなだからあんな体たらくになるのですわ! だいたい……」
「ご、ごめんなさい」
 一応、素直に頭を下げる。しかし、ややノホホンとした気があるとはいえ、金森もこれでなかなか自信家である。納得できない怒りへ内心のイライラはまずいくらいまでに沸きあがり、無意識に頬を膨れてしまう
(そりゃ、負けちゃった私が悪いんだけどさ……)
「とにかく、今後はこのような私の顔に泥をぬるようなことがない様にしてくださる! 分かりましたわね!」
「わ、分かりました」
「ふん! 返事だけは何時も良いのですから! まあよろしい、さっさと出て行きなさい! 同じ部屋にいるだけで気分が悪くなりますし、へなちょこ癖が移るといけませんから!」
「っ!」
 あまりの言葉に、金森は頬がかあっと熱くなるのを感じる。確かに負けた、しかし客だけじゃなく、他の先輩たちすら褒めてくれた試合、何よりやっと市ヶ谷の弟子として認められた試合だと思っていたのだ。だから、市ヶ谷にも…… そんな思いが噴出し、それがきゅっと金森の顔を上げ、言わでものことを口走らせた。
「でもでも! 今日の試合、それほど悪くなかったですよね?」
 その行為が虎の尾を踏むような命知らずな真似だったことは、一気に鋭くなった市ヶ谷の目で金森は直ぐに理解する。が、ここまで来たら突っ走るしかないと胆を決め、
「だ、だってお客さんも喜んでくれてたし! セコンドの先輩だって良くやった、市ヶ谷の下でよくなったって言ってくれてたんですよ! そんなに怒らなくても、ひ!」
 ドン! という怪獣が足踏みしたような大きく重い音が、金森の口を一発で竦ませあっさり固めた胆を砕いた。市ヶ谷が憤然と立ち上がって鳴らした音、同時に火を噴くような大声で、
「だまらっしゃい! そもそも! あなた何故、私が怒っているか理解しているのですか!」
「え、えっとそれは、今日の試合に負けたからじゃ」
「愚か者!」
 パーンという高い音が部屋に鳴り響いたのが、倒れる金森には痛み以上に何故か印象深かった。
「あ……」
 鷹のような目つきで見下ろしてくる市ヶ谷を、金森は呆然と眺める。御伽噺の鬼みたいと、残った理性が他人事のように囁いた。張られた頬にはくっきりした真っ赤な手形、試合でも滅多にやらない手加減なしの張り手である。打たれた頬に手を当てると熱さと共にちろりと痛みを感じ、それが一気に目の前の市ヶ谷の凄まじい怒りを実感させ、外から見て分かるくらい体中が小刻みに震えだす。
「そ、その、ま、って……」
 恐怖に縛られた喉は、微かにそんな言葉しか、漏らすことはできない。痙攣したように震える足腰の力も虚脱し微かにしか反応しない。それでも目の前から発せられるひねり潰すような威圧感に押されるように、尻餅をついたまま後ろへ這いずさって離れようとする。が、そんな赤ん坊ちゃんのような緩慢な動きでは、目の前の市ヶ谷から逃れられるはずもなく、
「誰が待ちますか! 今日と言う今日は許しませんわ! 私の寛容な心にも限度があります! 覚悟なさい!」
「ひ!」
 後ろ襟をつかんで猫の子のように金森は持ち上げられると、そのままイスに座りなおした市ヶ谷の膝上へうつ伏せに乗せられ、後ろ手にひねって固められる。
「な、なにするんですか!」
「悪い娘へのお仕置きは、古来から決まっております! それ!」
「きゃう!」
 一声気合を発し、市ヶ谷が思いっきり尻に向けて平手を振り下ろす。その一発だけで、真っ白く丸い金森の臀部に、赤いもみじが出来上がった。
「自分の! 至らなさに! 気づかず! あまつさえ! 口答えを! するなんて!」
「ひぐ! ぎゃん! ご、ごめんなさい! ごめんなさいぃ!」
 肉厚い金森の尻が、バーンバーンと頬より低く鳴り、その打たれる音が部屋に響き渡る。すぐ、白くつるっとした尻にはすぐに無数の赤黒い手の痕が出来始め、それがさらに大きな一つのもみじを作りだす。
「や、やぁ! もう止めて! 痛い! 痛いよ!」
「お黙り! この程度! 騒ぐような! ことですか!」
 丸い肉を破り骨を貫く衝撃が、臀部全体が潰されるようなあまりの痛みを与え、恥も外聞もなく泣き叫びながら金森はジタバタともがく。だが、市ヶ谷の力技に片手で金森の抵抗は完璧に押さえ込まれ、バシンと勢いをどんどん増して振り下ろされる平手の乱打をモロに受け続ける羽目になる。少し経っただけで、金森の玉子のようだった臀部は、真っ赤に染まってぶよぶよと腫れ上がり、さらには青い痣すら表れだした。
「あう、ひ、う」
 それに合わせる様に金森の方も限界を超えたか、もがきが止まりぐったり力が抜けだらしなく、打たれる度に小さく呻くだけしかできなくなる。痛みで泣き叫んでいた顔は既に壊れ表情なく、ただ鼻水と涙をだらしなく垂れ流す。それがどう写ったのか、ますます市ヶ谷はいきり立ち、
「このぉ! この程度で! 本当に根性のない!」
「ひ!」
 一際高く振り上げられた手のひらに、金森は身を縮み上がらせる。が、それが振り下ろされる事はなかった。
「失礼、市ヶ谷さん。ちょっといいかしら」
 修羅場に似合わぬ平静な声と共にコンコン、と軽く鳴ったドアの先には、試合着にウィンドブレーカーを羽織った南が、いつもと変わらぬ落ち着いた様子で佇んでいた。その後ろで隠れるように、練習着姿のレイが青い顔をして覗いている。
「何ですの! 今取り込んでいるのですが!?」
「打ち合わせです。ちょっと明日、問題がありまして。後、社長が麗子を呼んでますんで」
 市ヶ谷の雷のような視線も何処吹く風、淡々と南は答える。市ヶ谷の方は苛立たしげに席を立って南と向かい合い、鼻息荒く腕を前に組み、
「ふん! 分かりましたわよ! ホレ! 麗子! グズグズしてないでとっとと立ちなさい! 社長が呼んでいるのですよ!」
 立ち上がった拍子に膝から無造作に振り落とされ、ゴンと頭を打っても転がったまま身動きしない空ろな目の麗子を、市ヶ谷は足先で乱暴に小突く。
「ちょ、ちょっと、市ヶ谷さん! 大丈夫、麗子!?」
 さすがに慌てたレイが小走りに近づいて、庇うように市ヶ谷の前でしゃがみ麗子を助け起こそうとする。麗子の青痣だらけになった臀部を見て眉をひそめながら、
「ほら、麗子、立てる?」
「あ、う、レイさん……」
「立てないなら背負ってあげるから、とりあえず手を出して」
「……」
「どうしたの?」
「ひ、ひっく、ふぇぇぇぇぇぇぇん! れひさ~ん!」
 目から大粒の涙が零れ落としながら金森がレイの胸にすがりつく。レイは泣きじゃくる麗子をそのまま抱えるようにして立ち上がりながら、
「もう大丈夫だから! 抱っこしてあげるから、一緒に社長のところへいこ!」
「ふぐ、ふぇ、ふぁい」
 コクコクと頷く麗子を、レイは胸まで抱き上げてドアへと向う。一瞬、市ヶ谷と目が合った拍子に、さすがに怒りを感じたレイはキュッと睨みつけてしまう。
「何か!?」
「何でもありませんよ! 失礼します!」
「ちょっとおま! まったく! どいつもこいつも愚民の分際でぇ!」
 当然、それを見咎めた市ヶ谷へ、乱暴に答えを叩きつけ、振り返りもせずレイはドアをドカンと荒々しく閉めて出て行った。無視された形になった市ヶ谷は、乱暴に閉じられたドアへぶち破らんばかりのキツイ視線をぶつけ、後ろの南に聞こえるくらい大きな歯軋りをする。やれやれめんどくさくなりそうだ、そう思って南は軽く肩をすくめた。

続く。
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