レッスルエンジェルスシリーズの妄想を放り投げるプログでした。今はゲーム話とTRPGがメイン?
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レッスルSS 美沙の誕生日 デート前
美沙の誕生日SSというの名の謎の物体Xです。お察しください。色々申し訳ない。いっそ後回しにでもと考えたのですが、なにも思いつかないのでとりあえずこれで。前回は一応これです。

続きからより。この話は作成者の妄想で作られており、如何なる現実の団体及び現実的な根拠にも依拠していません。また、レッスルに関しても基本的に独自解釈であり、公式其の他とは著しい乖離があり、御不快に感じるかもしれません。後基本的に冗長です。それらのことを念頭の上でお手数ですがよろしくお願いします。

ちなみにどうでもいいですが、最後の分は半分マジで半分嘘です。続きはたぶん来月。
「美沙ちゃん、もう着替えたの? ていうかそれ、何?」
美沙が朝方、化粧棚の前で社長とのデート用に化粧をしていると、麗子さんが起きてきたのです。お団子をつけていないこの人を見るのは、朝と寝る前とお風呂の時くらいなのです。ロングの髪は、無駄にさらさらと柔らかそうなのです。
ちなみに下着姿だったりするのです。女子寮内ということでみんな油断した格好するので珍しくはなかったりするのですが。ひどいのになると(主に真鍋)一糸まとわず廊下を歩いていたりするのです。さすがに注意されたのですが、靴下はいてるから全裸じゃね~ とか口答えしていたのです。WARSの石川さんが寝ぼけて同じことを言い出したのには困りましたが。あの核爆弾胸をさらけ出して歩くのは犯罪なのです。
「おはようなのです。麗子さんも早いのですね」
「おはよ。もう5時だから、そう早い訳でもないけどね。お手入れが間に合わないよ。美沙ちゃんみたいに正装しているのは早すぎるけど。ちょっと横、失礼ね」
そういって丸椅子を置いて鏡に向かい、手に持っていたチューブから手に白い液体を出して、顔へぬりぬりし始めたのです。肌を瑞々しく保つための美容液だそうなのです。しかしまあ、
「ババ臭いのです、そういう風に肌を気にしているの。」
「あ、ひどいんだ」
そう言いつつ、今度は腕をぴんっと伸ばして肩から手首に向かってから塗りだしたのです。傷一つないまっ白い肌、ミスコン優勝は伊達じゃないのです。
「綺麗なお肌なのですから、早起きしてまでお手入れしなくてよいと思うのです」
美沙は常々思っている事を言っておくことにしたのです。
「だからこそ、じゃん。綺麗だからこそ大事にしないと。お肌が荒れだしてから慌てるのって頭悪いと思わない?」
「確かにそうですが。ただ、それが正しいか、効率的かどうかは分からないですよ。お肌なんて生理的な要因が大きいのですから、ぶっちゃけ人工的にどうにかできるとは思えないのです」
「かもね。でも、全部が全部、無駄じゃないよ、やっぱり。気にしている人としてない人じゃ結構違うし。美しさも努力なんだよ。ところでさ」
麗子さんは言葉を切って美沙の顔を指差し、
「さっきも聞いたけど、それ、なに?」
「何といわれましても、美沙の顔には何もついてないのです」
「えっと、とりあえず鏡見えてる?」
「見えていますが……」
鏡の方をまじまじ見ても、化粧をした美沙の顔には何もついてないのです。
「一体何なのです?」
「それはこっちの台詞。その隈取りみたいのは何がしたいの? 相撲?」
「相撲取りで隈取りしているのは、ホンダさんだけなのです。というか何が隈取りですか?」
「だからぁ、美沙ちゃんの目とか口とかのまわりについてる不気味なの。化粧のつもり?」
「化粧のつもりというか、化粧ですよ」
「うわぁ……」
麗子さんが、放置してカビが中を覆った冷蔵庫を見たような引きつり顔をしたのです。
「何がうわぁ、なのですか」
「ぶっちゃけ、ありえない。その化粧も、それを化粧って言っちゃう美沙ちゃんも……」
「……えっと」
しみじみとした口調で、首を振る麗子さん。心からの溜め息と言った風情で、反論もできず美沙は口ごもってしまったのです。はぁ~と言った感じで溜め息をついていた麗子さんでしたが、突如きゅっと下げていた頭を上げ、
「犯罪的だよ! ダメだよ美沙ちゃん!」
「そ、そういうことを言われましても。これは魔術的なテンプテーションが掛かっておりまして。それに結構きれいじゃ」
「それが! ホントに! ありえない! そんなホラーハウスのゾンビみたいな顔で歩くなんて公害クラスだよ! ほら! 顔こっち向けて!」
ぐぎ!
「が! ちょっちょっと麗子さん!」
「黙って! こんなに濃くつけてもったいないし!」
「黙ってと言うか美沙の首が、首がむぐぅ」
そう哀願しようとしていた美沙を無視し、麗子さんは布巾を顔に当ててぎゆっぎゅと拭い始めたのです。
「もがもが! み、美沙の一時間の結晶が! 離せ~ 離せ~ なのです!」
「こんなヒールのメイクみたいなことに時間かけて! 本当にもう! ほら暴れないの!」
「ぐあ! ごんってなったですよ! もうちょっと手加減を!」
抵抗していた美沙に痺れを切らしたのか、麗子さんは美沙の首根っこを掴んで机に押さえつけたのです。さすがに首に体重かけられ屈んだ姿勢では美沙としてもなす術はなく、いいように弄ばれて無様な様をさらすハメになったのです。
「うう、美沙は麗子さんに色々と剥かれて、もうお嫁にいけないのです」
「なにいってんのさ。今度はつけるんから動いちゃダメだよ」
そういって麗子さんは美沙をパフパフし始めたのです。
「ぬぅ、何だか薄くないですか」
「これくらいでいいんだよ。理佐子さんとかみたいに濃くつけないとまずい年齢じゃないんだし」
「でも、大人っぽくないのです。美沙の今日のコンセプトは大人っぽさなのです。さっきみたいなあでやかな化粧をつけて、大人の魅力で社長をメロメロにしたいのです」
「さっきのじゃ大人を過ぎて死体まで行ってたじゃない。艶やかじゃなくて腐ってたよ。濃くつけたから大人っぽいくはならないの。口紅塗るから黙って」
そう言って麗子さんはごくごく地味な色を選んで極薄く美沙の唇に塗りつけたのです。美沙としてはもっとギュッとつけて悪い女になって社長を籠絡したかったのですが…… そんな美沙の不満の気配を察せられたのか麗子さんが手を動かしながら、
「どぎつくすれば大人っぽくなるなんて、それこそ子供の発想だよ。右目ちょっと閉じて」
「でも……」
「濃いのをいっぱい足しちゃうと無茶苦茶濃くなっちゃうでしょ? 市ヶ谷さんみたいに深い顔なら負けないからそれでもいいけど、美沙ちゃんみたいなかわいい系じゃダメ。大人っぽくするにしても薄く薄く組み合わせて、化粧の方が激しくなったりしないようにしないと。はい、つぎ左ね」
「うぬぅ」
麗子さんの言葉に何とか反論しようとしても、化粧歴今回初めてな美沙は有効な言葉を思いつかないのです。しぶしぶと言われるままにされて十数分、麗子さんは手をパチンと叩いて、
「はいおっけぇ、鏡見てみて」
「……あれ?」
鏡の中にはいつもと大して変わらない可愛らしい美沙がいたのです。でも、
「何やらグッとくるのです。お嬢様が頑張ってお化粧をしましたみたいな健気さと慎ましい色気がギャップ萌を形成しているのです」
「何が言いたいのかよく分からないけど、美沙ちゃんは元が良いんだからだから、なるべく元を引き立たせる形にしてみたいの」
確かに、かわいさ100%の美沙の顔を、化粧がより強調している感じなのです。麗子さんも無駄なくらいみごとな技術を持っているのです。
「でも、当初の目的である大人っぽさとは程遠いのです……」
「う~ん、そうかもしれないけどさ。でも、美沙ちゃんは可愛い系なんだから、それとは別個の大人っぽさを付けようとするのは難しいよ。骨の形とか肉付きとか変えられる訳じゃないんだからさ」
ぬぅ、砂糖を辛くはできないみたいなモノみたいな感じでしょうか。残念なのですが、麗子さんほどの腕で無理と言ったら無理なのでしょう。
「ま、気にしなくて良いんじゃない。大人っぽさなんて年取ったら嫌でも付くんだし。むしろ、理佐子さん達見てるとっ!」
「……遠く離れた悪口にすら殺気をあてるとは、理沙子さんたちも無駄な境地を開いているのです」
古の弓の達人とかじゃないのですから勘弁してほしいところなのです。
「と、とにかく、無理して大人っぽくなるより今の美沙ちゃんを引き立てた方が社長も喜ぶよ、きっと」
「なるほど。若いときは若い楽しみを与えて、年をとったら年をとったで楽しみを与える、一口で何度もおいしい戦法ですね。さすが麗子さんなのです。策略の鬼なのです」
「策略とは言わないと思うけどね。とにかく化粧はこれで終わり、触って落としたりしないようにね」
そう言って、麗子さんは自分の液体塗りを再開したのです。顔、腕が終わったら次はブラをはずしてぬりぬりし、お腹へ行って下っぱらからその下にお尻足と、チューブに入っているのを惜しげなく使ってちょっともったいないのです。
「ところで、麗子さん。その美容液、高いんじゃないんですか」
「う~ん? 一個○○くらいかな」
「げ! そんなの毎日使って大丈夫なのですか」
「経費で落ちてるから大丈夫」
「経費って…… ずるいのです! そんなの会社請求できるなんて! 自分の事じゃないですか!」
「だって、私は可愛さも商品だし、優等生してるから社長も色々ひいきしてくれるの!」
「確かに美沙は色々やらかしていますがずるいのは変わらないのです美沙にもよこすのです!」
「もう化粧しちゃったから無理だよ。後で美沙ちゃんも申請してみれば良いじゃない。もらえるかどうかはしらないけどね~」
き~! どうせ無理だろって言う感じで言われたのです! 遊びでからかわれているだけとはいえ、悔しいのですむかつくのです! 今日のデートを成功させてぎゃふんと言わせてやるのです!
「あ、それだけど皆も行くことになったからね」
特に何でもないように言われたので、美沙もポカンとして、
「え? それって」
「デートに付いていくって事。そうそう私たちが決めたんじゃなくて、社長がついでだからって決めたんだよ」
「な、何ぃ!」
そのごくごく淡々と言われた台詞が、ある意味、今日の戦いのゴングだったと言えるものなのです。

来年(月)に続く。
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