レッスルエンジェルスシリーズの妄想を放り投げるプログでした。今はゲーム話とTRPGがメイン?
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レッスルSS ツケの支払い 試合中編 ver1.1くらい
さっさと放置していたものをちゃんとしようキャンペーンその2。6月17日に公開した『ツケの支払い 試合前編 暫定版~』の続きとなります。これまた3ヶ月くらい放置。お恥ずかしい限りです。
完成させた直後なので、ややハイになっております。面白いかどうかは不明ですが、もし仮にご興味をお持ちになられてお時間がございましたら、どうぞよろしくお願いします。

キャスト ウィッチ美沙、金森麗子、ライラ神威

内容 金森麗子VSライラ神威

続きからより。左のような能力値ですので、皆様方のイメージや公式設定と多々異なることがあります。読まれる方はご注意&ご容赦ください。またキャラによっては不当な扱いもしているかと思います。こちらもお許しください。プロレス素人につき色々おかしいかと思いますがこの辺りもご寛容の程を。

技の描写とかはかなりいい加減かと思います。申し訳ない。格闘技とか、せいぜい本や漫画でしか見たことないレベルな物で。お恥ずかしい。

08年9月9日、加筆修正。改めて見直すとやはり拙い拙い。
皆が状況を理解するには少し時間がかかった。
アナウンサー『ライラ! 麗子を吹き飛ばした! パワー一閃、鉄柱にたたきつける!』
立ち上がった瞬間である。ライラが麗子にいきなり飛び掛り、片手で頭を掴み一挙にコーナーへ叩き付けたのである。位置的には両コーナーの中央で、それなりの距離だというのにほぼ一瞬、瞬間に発露された力は抵抗を許さず、麗子は状況を理解する間もなくライラの怒りの洗礼を受ける羽目になった。ガツン! という音が観客席まで響き渡る。受けた麗子には衝撃としか認識されず、視界を白い光が煌く。
ライラ「ヒャアッハハハハハハ!」
掴んだ頭を離さず、さらに何度も容赦なく後頭部を叩きつけていく。硬い胡桃や貝を強引に割ろうとするかのような力任せの動き。丹念に振り上げ、一気に打ちつける。頭蓋が鉄柱に打ち当たる乾いた音とライラの狂った笑いが会場に響き渡り、あまりの凄烈さに会場も呆然と黙り込む。
美沙「れ、麗子さん!」
いくらなんでもヤバイ。位置的には反対側に居たが、美沙は止めに動こうとした。が、それに気付いたかのように、すっと麗子の唇が動いたのが目に入った。

笑って、る…

自分以外に気付けた人がいたかどうかという、本当にかすかな動き。だけど見ただけで、怖気を誘う笑み。試合前に心配した時に見せてくれたものと同じ、何かを感じさせるもの。
そうこう考えているうちに、ライラは麗子の頭を何度も鉄柱に頭を打ち付ける。さらに、頭を離し、距離を取って腕をふりかぶる。ラリアットの体勢!
ライラ「しねぇぇぇぇぇぇぇ!」
会場を揺らす咆哮とともに放たれたそれは一際高い、神経を逆なでする骨の音を響かせた。
アナウンサー『ライラ! 麗子の頭をラリアットで鉄柱にサンドイッチ! 頭蓋骨を粉砕しかねないパワーをモロに受け、麗子はグロッキー状態だ! 大丈夫なのか! さらにライラ、観客席へ向かった! さあ、椅子を手にしたぞ!』
麗子、膝こそつかなかったが足が覚束ないのは傍目にも明らか、目もやや虚ろで意識があるのかどうか。そんな麗子にライラは椅子を手に近づいていく。裂けんばかりに鋭い目、マスク越しにすらその顔に刻まれている憤怒が分かる。
ライラ「サァテ、次はコイツだぜ!」
美沙は息をのんだ。ライラが椅子を真横に持ったのだ。金属部を打点にする構え、パイプ椅子で強度はそれほどないが、金属は金属である。ライラの力も合い持てば、最悪折れる。しかも構え位置から狙いは頭、その後ろは鉄柱だ! さっき止めに入るべきだったか。後悔がよぎる。周りの審判や関係者も慌てた様子で、制止に動こうとするがもう間に合わない!
美沙「麗子さん! しっかりするのです! 麗子さん!」
それでも駆け出しつつ美沙は叫ぶ。麗子の目がふっとこちらを見た。その目はやはり、笑っているようだった。
ライラ「シネェェェ!」
ライラは一切の躊躇なく、椅子という名の凶器を振り抜く。
アナウンサー『ライラ、真横でか! 麗子の頭に、あぶ!』
顔めがけて横薙ぎに振られた椅子。豪速で迫る鉈のようなその一撃、何故かふわふわと近づいてくるように見えた。

意識していたのか無意識だったかは分からない。

回りしながら潜りぬけ、足を振り出す。鞭のようにしなやかに伸びいく足の狙いは頭。いわゆる後ろ回し蹴りである。
がき! と鉄柱にぶつけられ椅子がひしゃげる音とともに、パシィン! と顔を打ち抜く清冽な音が響いた。

永遠とも思えるその一瞬が終わった後、ライラは人形が倒れる様にぼてっと床に伏していた。カウンターで入った回し蹴り、いかなる猛者でも耐えられるものではない。麗子も鉄柱のダメージが効いているのか、回し蹴りの勢いを抑えきれず倒れ、そのまま起き上がらない。
アナウンサー『両者ノックダウゥン! 意識はあるのか! まだ戦えるのか!』

天井のライトがきらきらと光ってる。セコンドの声が遠くから聞こえる。倒れた、のか。何をやっていたのか定かにならない薄霧のような意識の中、あの生意気な笑みをぶっ壊そうとした怒気だけが未だ胸を燻らせている。
どんよりと重い体に活をいれ、何とか起き上がる。そう、何だか知らないが上手く返されたんだ。セコンドの言葉から後ろ回し蹴り、という言葉を拾う。なるほど、上手くやられたもんだ。他にも何か言っているようだが、腕を一振りして黙れ、という意思を伝える。面白くなってきたんだ、余計な世話を焼かれては興ざめだ。してやられたことへの憤激と歓喜、胸を高鳴らせてライラは立ち上がる。

試合開始から10分ほど、現在両者は場外、足取りこそ覚束ないが意気はまだ高い。会場を熱気が覆っている。
ライラ「タイシたもんだぜ。ホントおもしれえよ、お前」
麗子「ありがとうございます♪ でもライラさんはどうしたんです? まだちょっとしか恐い所、見せてくれてませんよ?」
ライラ「言われずとも見せてやる、さ!」

そんな一瞬の交差の後、先に仕掛けたのはライラ。先ほどと同じように一気に間合いを詰めていく。麗子、読んでいたかライラが前に出たのに合わせ、左足を浮かせ前に突き出す。腹部を狙っての牽制の左前蹴り。
麗子「ッ!」
足を伸ばそうとした瞬間、ライラが視界から消えた。ライラが左横に一瞬で外れてみせたことに気付く前に、空を切った足の股に手を通され、体を横から抱える形に。パワースラム!?
麗子「このぉ!」
体を抱え上げられる寸前、軸足で飛ぶ。
ライラ「グぅ!」
左の体重をライラに預けたまま、相手のコメカミ目掛けての右膝蹴り、変形のシャイニングウイザードだ。ライラはこれで体勢を崩し、麗子にかけたフックが消え…
麗子「え!」
フックは消えた、しかしそれは膝蹴りを放った右足を抱えるため。体は崩れていない。ふらつく所か、微動だにすらせず淀みのない動き。多少強引な打ち方とは言え、頭へのクリーンヒット。それをまだ、回し蹴りのダメージが抜けきっていない状態で耐えきるなんて…
ライラ「ケッケッケ、自分で上がってくれるとは…」
どう動いたのか、胴に回されようとしたライラの右手がすでに麗子の左足を抱えている。麗子の体に寒気が走る。高々と差し挙げられたこの体勢は…
ライラ「好都合ってヤツだぜぇ!」
アナウンサー『パワーボムだぁ! 一気に叩き付けたぁ! 麗子は硬い地面へ直下滑!』
雄叫びのような声とともに凄まじいスピードで上から落とされる。受身こそ取れて頭も無事だが、場外の硬い床である。骨が砕けるような衝撃が体全体を走り意識が飛ぶ。
麗子(信じられない頑丈さだよね、まったく)
やや朦朧とした意識の中、そんな事を思う。体は動く様子がない、あまりの打撃に体を痛みを超えた麻痺した感じが覆う。相手の技を外す上手さもさることながら、直撃に耐え切れる硬さもまたすごい。狂乱のヒールとしての数々のデスマッチ、こなしきれる理由の一つだろうか。
ライラ「おおっと、お休みにはまだ早いぜ~」
小ばかにしたような調子の声を出しながら、休む間もなく頭を掴まれ立ち上がらせられる。まだふらつき動けない体。そんな麗子の股に手を通し、両肩に乗せて持ち上げる。
アナウンサー『これはライラ、地獄落し構えだ! 場外の硬い硬い床、麗子、万事休す… おっとライラ、麗子を担いだままリングに向かっていく! リングで勝負を終らす算段か!』
そうだろうか? そんな勝負を急ぐ様子ではない。むしろ何かを仕掛ける… まさか!
ライラ「へっへっへ、気付いたようだな。その通り、一気に勝負をつけるなんてやさし~心は持ち合わせていないんでね」
耳元にささやいてくる。体に氷を打ち込まれたような感じ、一気に温度が下がるような戦慄。何とか身動きしようとするも、さっきのパワーボムのダメージはまだ抜けず上手く動けない。
ライラ「おっと、そんな芋虫みたいに動くなよ。お前好みの中々出来ない体験だぜ。もっと喜べ」
麗子「よ、喜べるわけ…」
かすかな抵抗も簡単にいなされてしまい、蚊の泣くようなかすれた声を出すしかない。
ライラ「しかし、なかなか可愛いじゃないか。こんなに恐がっちゃってさぁ。ぞくぞくしちまうぜ」
麗子「や、やめて、よ…」
これから与えられる恐怖に耐え切れず、ついに哀願の声を出してしまう。震えて泣きそうな声音。しかし、
ライラ「だ~めだ。せいぜいいい声で泣いてくれ」
無情な宣告を下し、リングに上がっていくライラ。
アナウンサー『さあ、ライラ、リングに上がって… おや、端で立ち止まったぞ? ライラ何を…』
リングに上がると回転し、麗子の頭を場外に向けるライラ。
麗子「や、やだ…」
ライラ「ウルセエ。諦めてもう覚悟しておけ」
アナウンサー『この体勢は… まさかライラ、リングから場外に向けての地獄落しを仕掛ける気か!』
ライラ「まったく、やっと分かったかぼんくらアナウンサーが」
ギラリと笑い、会場に正解だと告げる。全員が息を呑んだ様子に満足し、さぁて総仕上げだ!
麗子「………い、いやぁ」
ライラ「ハ! 諦めて奈落の底で、おっちんじまいな!」
地獄へ天使を引き落とさんと、狂気のバケモノは一切のためらいなく投げ落ちる。空気を切る感触は地獄の前奏。それを耳にしながら奈落の底まであっけなく、到達する。

ぺシィン!

重い水袋が割れるような音が、会場に響き渡った。

続く?
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