レッスルエンジェルスシリーズの妄想を放り投げるプログでした。今はゲーム話とTRPGがメイン?
page top
同人マークができるそうな
同人マークの紙以外を認める場合、追加文字を使うということに関して先走った勘違いしてたので修正。

赤松先生が企図して非営利法人のコモンスフィアが主催した、同人作成が公認される同人マークのデザインが完成したようで。上手くいって欲しいものですが、ぼへーとこれに関するニュースを眺めてると、どうもマークの意図とか経緯とかを、ちゃんと理解してない人もいるようで。

なので、素人ながら簡単に説明すると(間違いあったらごめんなさい)、まずこのマークの意図は、TPPで著作権が非親告罪化される可能性があるから、その事前の対策をしておこう、というものです。

なお、同人マークをつけるのは同人誌でなく、2次創作される原作の方です。例えば、マンガの原作コミックスやラノベの単行本に同人マークをつけることで、原作者のマンガ家や作家は、同人マークのガイドラインに従っていれば2次創作してもいいよーと、意思表示を簡単にすることが出来ます。

そして、現在の著作権が親告罪の場合、同人マークのある無しで、どうなるかをまとめると、

・同人マークがない作品:今までと一緒。つまり著作権が親告罪なので、同人マークがなくても、権利者が訴えない限り、同人やファン活動で捕まることはない。

もちろん、権利者に訴えられると捕まりますが。そして、権利者がガイドラインを設けてない限り、訴えられるかどうかは権利者の方の温情次第です。

・同人マークがある作品:公認されているので、同人マークのガイドラインに従っていれば、同人やファン活動で訴えられることはない。

なお、同人マークのガイドラインは8月末に出来るそうなので、現在(13年8月19日時点)では、まだ公開されていません。

そして以下、TPPによって、著作権が非親告罪化された場合は、

・同人マークがない作品:権利者が明示的に同人活動を許可していない作品に対して、同人やファン活動をすると、司法の捜査や無関係の第三者による告発を受け、刑罰を科される可能性がある。

つまり、権利者は暗黙の了解だとか、黙認とかはできなくなり、現行のままだと過半の同人は司法の取り締まり対象となります。

・同人マークがある作品:公認されているので、同人マークのガイドラインに従っていれば、同人やファン活動で訴えられない。

という風になります。重ねて言いますが、基本的には、TPPによる著作権の非親告罪化対策の一環で、その対策の実験として今回のマークが作られました。

----

もうちょいダラダラ、このマークについて私の知ってる限り(間違ってたらごめんね)話をしますと、まずどうして同人マークが作られたか。それは、何度も言いますが、TPPのせいで著作権が非親告罪化が懸念されるからです。

著作権が非親告罪化されると、現在の、著作権が親告罪のため、同人やファン活動は権利者が黙認して訴えない限り大丈夫、という前提が崩れてしまいます。

この同人やファン活動を支える前提が、非親告罪化によってなくなると、どうなるか。それはまず、些細なファン活動でも違法となり、そして権利者以外の無関係な人間でも、同人誌やファン活動を告発可能になり、さらに司法も権利者の意思に関係なく、同人誌の取締りもすることが出来てるようになります。

そうなると、同人文化、或いはファン活動すら死滅は必至なので、それを少しでも緩和するために、赤松先生が主導して同人マークが企画されている、というのが現在までの経緯です。

こういう経緯なので、同人マークが出来たとしても、同人マークがない作品の同人やファン活動が出来なくなったりはしません。少なくとも、TPPで著作権の非親告罪化されるまでは。

同人マークなくても、個々の企業などの権利者で許可すればいいんじゃない? とか考えるのは甘いかと。まず現状でも、明示的に同人活動を許可している企業、作品は、そんな多くないどころか、明示的に禁止しているところも結構あります。明示的に禁止して、いつでも訴えられるようにしつつも、いちいち告発する程でもないから、酷くない限り訴えずに黙許としているところが多い(はず。ホントのところは知らんけど)

そして、著作権が非親告罪化された後、この同人マークがなかった場合、じゃあ同人のために黙許を明示的な許可に変えよう、と積極的に動く企業、権利者はほぼないでしょう。企業などの権利者に直接利益がある話ではないのに、ガイドライン作成やその運営、周知などなど、様々な問題や不安が横たわっていますから。

少なくとも、同人を助けるために、企業などの権利者が積極的に動く理由はありません。もちろん、個々にガイドラインを作ってやってくれる企業などの権利者はあるでしょうが、大部分は放置という風になるでしょうね、めんどくさいし。

また、同人誌がグレーゾーンから明確な違法行為になってしまうため、オリジナルオンリーでもない限り、例えば同人イベントのためにイベントスペースを借りるのも出来なくなるだろうし、幾ら委託販売とはいえ同人ショップで扱うのも難しくなるでしょう。後は、同人誌の印刷すら断られるようになるかもしれません。

だから、同人マークを作ることで簡単に2次創作の認可を行えるようにして、出版企業などの権利者側のガイドライン作成や周知その他の負担を減らし、慣習を作っておくことで揉め事を抑え不安を消し、さらに明確な認可作品を増やして違法性を少なくしよう。そうすることで、TPPで著作権が非親告罪化されても、何とか同人文化が生き残るようにしよう。以上が、(私がテキトーに調べた)同人マークの意図です。

----

さて、話をまだまだダラダラ続けると、TPPで著作権が非親告罪化されないことが一番なのですが、どう転ぶかは不明(悲観的な情報は多め)ですし、フェアユースやパロディ規定の制定などによる政府のフォローは、日本版フェアユースの顛末などを考えると、期待できないところです。

国が動くのは時間がかかるものです。なので、非親告罪化された後、泥縄式に対策を立てても遅いのです。同人文化が萎縮や取締りで廃墟になった後に、同人誌を保護出来る法律できましたー制度が出来ましたーとなりかねません。文化にとって時間が一定以上、空いてしまうというのは致命傷です。

萎縮効果の話をすると、まず非親告罪化されても、実際の取締りがどう転ぶかは分かりません。ただ、明確な違法となったら、同人誌作成から手を引く人は多く出るでしょう。そして、既に上記しましたが、イベントスペースや委託販売、印刷などの同人活動を支える諸々の方々も、同人誌が明らかなクロとなれば、協力してくれない可能性は高い。つまり、司法の取締り云々に関わらず、萎縮効果は非常に大きいのです。

その他、これも何度も言ってますが、どんなファン活動も法律では区別されません。そのため、ライトオタ、あるいはごく普通の人が、ちょっとしたファン活動で、知らん内に違法行為してしまい、訴えられたり司法の取り締まりを受けることもありえます。そういうのを抑えるためにも、同人マークが上手く広まってくれるといいな、と思います。

なお、現在のマークで許可されるのは、紙の同人誌のみで、デジタルデータとかを許可するものではないそうです。現在、実験的な代物という事もあり、コモンスフィアの方では特に範囲の拡張は企画してないようですが、後々には立体物OKのマークとか、委託販売OKのマークとか色々と追加して、それらマークを組み合わせができるようにすることで、赤松先生は同人マークの範囲を広げたいみたいです。 追加文字で承認可能、としか赤松先生のツイートになかったので、現在はマークになるかは分らず、間違ってました。失礼失礼。

なお、追加文字がどんなものを言うかは、私にはちょっと分りません。まぁ作家によって許可したい範囲は違うだろうし、その辺りの細かなところも上手く適応されるといいですよね。書き忘れたこととして、赤松先生だけでなく、講談社のマガジン編集長の方も参加して作ったマークだったりします。

何にせよ、上手く広まってくれるといいですね。脅威が迫っていると分っている以上、事前の準備をしっかりすることは、大事なことですから。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL

© GomicKomic. all rights reserved.
Page top
FC2 BLOG